地質調査の現場や求められるスキルについて
はじめに
「現場作業員はきつい」という印象を持っている人は少なくありません。
正直、炎天下での作業や重たい荷物を運ぶ作業など、楽な仕事ではないことは事実です。
そこで今回は地質調査の仕事について、実際の現場の声なども踏まえながら解説していきたいと思います。加えて、地質調査技士において求められるスキルなどについても紹介しますので、業種理解などに役立てていただければ幸いです。
この記事では、現場作業員系の業界や地質調査技士に関心がある人に向けて解説していきます。現場作業員関連への転職や就職の求人を探しているなら、この記事を参考にしてください。
地質調査の現場について
地質調査技士は地盤調査やボーリング調査などを行って、地盤強度など各種計測をする技術者のことです。
主に住宅やマンションなどの建設する土地を計測することが多く、また土砂災害や地震などの自然災害に備えるためにも、防災面からの需要がある仕事になります。このように、インフラ関係に必要な業種のため、色々な現場に赴くことが多くあります。例えばある時は新幹線沿いや高速道路、またはダムや山の斜面で作業を行うなんてことも。
地質調査に従事する上で、色んな場所での経験が積めるということは1つのメリットかもしれません。上記に挙げた以外にも水上に足場を作るであったり、モノレールで山まで調査しに行ったりなど普通ではできない体験が多々あります。しかし、やはり中にはダムで仕事をした際は寒すぎて凍えそうになったなど、実際に辛い体験の声もあったりしました。
ただ、それでもこの仕事を続ける理由としては人々の生活や暮らしを支える基盤の仕事であるというやりがいであったり、難しい現場をやりきったという達成感であったりが大きく、それが現場作業員の働く原動力となっているでしょう。
地質調査技士に必要なスキルについて
では、次に現場で求められるスキルについて紹介していきます。
・コミュニケーション力
・マネジメント力
・足場の設置や機械の搬入をするための安全確認のための慎重さ
・重機を動かすための資格
・事務作業力
最後に事務作業力と書かせていただきましたが、弊社では基本的に現場作業と報告書の作成は分業にしており、現場作業員の方に事務処理のスキルは求めません。
しかし、自分が調査した結果でどのような可能性があるのかを仮説立てたり、データを基に被害を想定したり(例えば液状化の可能性が高いなど)することが大切です。
弊社としては、常に結果に対して自らの考えを持てるような人とぜひ働きたいと思っております。日々業務に臨み、自身の知見を深めるために勉強ができる人がとても重宝される人材であると感じます。
CONTACT
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。